【初心者】Ruby on Rails での開発環境を整える
筆者はRuby on Railsの勉強を始めたばかりの新米エンジニアです。
自分なりにプロジェクト(なにか適当なWebページらしきもの)を作る過程を適当に書き起こしていきます。
完全なる備忘録ですが、ついでにこれからRailsを始める方の参考にでもなれば幸いです。
この記事のゴール
Railsでプロジェクトをスタートできる環境を作る
初心者が無駄に高い目標を設定したところでどうせ挫折するので、ゆっくり地道にやります。
具体的には以下のものをインストールする過程を書いています。
この記事の対象者
ターミナル触ったことない方はこの辺りの記事を参考にしていただけると。
ちなみに今回はMacBookProにRailsを入れていきます。
さっそく始めてみる
今回はこの辺りの記事を参考に環境を整えていこうと思います。
みなさん片っ端からrbenvなるものを導入しているようなので調べて見たんですが、どうやらRubyのバージョンを簡単に切り替えられるようになるみたいです。
入れておいて邪魔になるものでもなさそうなので今回はrbenvを入れる方向で進もうと思います。
コマンドラインツールのインストール
まずはコマンドラインツールのインストールから。
必要な方は以下のコマンドでインストールできます。
僕の環境ではすでにインストール済みだったのでここはスルー。
$ xcode-select --install
インストールされていれば以下のコマンドでバージョンが表示されるはずです。
$ xcode-select -v xcode-select version 2349.
Homebrewのインストール
次にHomebrewのインストール。
HomebrewはMac OS Xのパッケージマネージャーで、導入することでソフトウェアの入手が楽になるらしい。
Homebrewやパッケージマネージャーについてはこの辺りの記事がわかりやすかったです。
Homebrew公式を参考に以下のコマンドを実行。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
インストールの確認のためバージョンを表示させます。
$ brew -v Homebrew 1.6.4
表示されましたね。これでHomebrewをインストール完了。
rbenvのインストール
続いてrbenvをインストール。
$ brew install rbenv $ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile $ source ~/.bash_profile
ここでも確認のためバージョンを表示します。
$ rbenv -v rbenv 1.1.1
無事インストールされているようです。
また、このときrbenv単体だけだとこの後のRubyのインストールができないので同時にruby-buildもインストールしておきます。
$ brew install ruby-build
Rubyのインストール
先ほどインストールしたrbenvでRubyをインストールしていきます。
$ rbenv install --list
でインストール可能なバージョンの一覧が出てくるので目当てのバージョンをインストールします。
ここでは最新バージョンのバージョン2.5.1を指定しています。
$ rbenv install 2.5.1
インストールが完了すると下記コマンドのいずれかでインストールしたRubyのバージョンが確認できます。
$ rbenv versions $ ruby -v
ruby 2.5.1
バージョンが表示されたら無事Rubyのインストールは完了。
※余談ですが、rbenvを使わずにHomebrewのみでも下記コマンドでインストール可能です。
$ brew install ruby
参考:Rubyのインストール
Bundlerのインストール
続いてBundlerをインストールしていきます。
Bundlerやgemについては以下の記事がわかりやすかったです。
参考:Bundlerとは?
下記コマンドでBundlerをインストールします。
$ gem install budler
インストールを確認するためバージョンを表示します。
$ bundler -v Bundler version 1.16.1
バージョンが表示されました。これでBundlerのインストールは完了です。
Railsのインストール
いよいよRailsをインストールします。
$ gem install rails
実行が終了したら確認のためバージョンを表示します。
$ rails -v
これまで通りバージョンが表示されると思いきや、
$ rails -v Rails is not currently installed on this system. To get the latest version, simply type: $ sudo gem install rails You can then rerun your "rails" command.
変なエラーが出ました。
どうやら$ sudo gem install rails
のコマンドでrailsをインストールしろ、ということなので実行しバージョンを確認。
$ sudo gem install rails ...(略)... $ rails -v Rails is not currently installed on this system. To get the latest version, simply type: $ sudo gem install rails You can then rerun your "rails" command.
ハマった
これ以降ずっと同じことの繰り返し。
というわけでググり申してみると、以下のような記事に行き着いた。
つまるところこのエラーの原因は、
gemとはrubyそれぞれがもつツールである。しかし、rbenvをいれてもMacOSXはデフォルトでrubyとgemを持っているから、いくらgemコマンドを打ち込んでもデフォルトのrubyのgemが起動してしまう。gemコマンドが自分が使いたいrbenvのrubyで動くように、きちんとPATHを指定する必要がある。そうすれば、railsだって動く
ということだそうです。
そして具体的な解決策はexport PATH="$HOME/.rbenv/shims:$PATH"
を追記することだそうですけど、その記入先が.bashrc
,.bash_profile
とそれぞれの記事で微妙に違う。
というわけで.bashrc
,.bash_profile
について調べてみると下記の記事が。
sshでログインすると、.bash_profile -> bashrcの順に実行されます。
ログイン時に一回だけ実行したい時
-> .bash_profileに記載
シェルを起動する度に実行したい時(一般的な設定)
-> .bashrcに記載
とのことなのでvimを起動して.bashrc
に記入。
$ vim ~/.bashrc
export PATH="$HOME/.rbenv/shims:$PATH"
その後ターミナルを再起動させて、もう一度Railsをインストール。
$ gem install rails ...(略)... $ rails -v Rails 5.2.0
バージョン表示されました!
これにてやっとこさRailsをインストール完了。
おわりに
以上がRailsで開発を始めるための下準備かと思います。
また足りないものがあったら随時追記していきます。